さらに詳しく分析
MKU




MD版

1994年9月9日 この日はすごく待ち遠しかったことを覚えています。

家庭用ゲーム機で、あの続編がプレイできるということでかなり期待していました。

正直、最初の印象は、MK1完全版(メガCD版)を超えてはいないな・・・。でした。

バックミュージック、効果音、サウンドが地味。なぜメガCDで出さなかったのか?と

疑問に思い、がっかりした記憶があります。しかし、後に出るSS版、PS版を見て納得。

CDによる読み込みの情報量が多い為、要所要所にロード時間がかかり画面がカクカクと

止まるというゲームとしては致命的な欠点が出てしまうわけです。

これはカートリッジにして正解だ!ということが後々分かりました。

しゃがみパンチが削除、人影が楕円、勝ちポーズなどの簡略化、省かれた所が多々ありますが

非常にテンポ良く遊ぶことができます。

ちなみに当時の雑誌の評価は次の通り




管理人
M−BIRDの
採点



点です。




プロの採点者によると

7,6,8,7という結果・・・・。

無難な採点結果でしょうね。

私的にも、このソフトに関しては

もうひと押しこだわって欲しかった

感じで、自己採点的には7点。

前作の強烈なインパクトが

期待のハードルをあげてしまった

せいもありますが、

やはり前作MK1完全版に

比べてみるとサウンド的にも

印象が薄く感じた。

ただ、グラフィックスに関しては本当に

これがメガドライブなの?というぐらい

リアルで感動したのを覚えています。

MK1に比べて難易度がベリーイージー

にもかかわらず、格段にアップし

クリアするには激難になったが

そのかわりフィニッシュムーブ、

ステージフェイタリティー、フレンドシップ

ベィビィリティなどのムーブが追加され

より ’トドメを刺すバリエーション’が

増したことにより、正統派格闘ゲーム

では味わえない楽しみ方があり、

こういう一風かわったゲームの

好きな人にはたまらない作品に

仕上がっているのでは

ないでしょうか?





参考資料 beep!メガドライブ 1994年 号 




SFC版

1994年11月11日、日本解禁。

SFC版は発売当時ソフト単体で1万円以上した記憶があるが、家庭用MKUの中では

当時、最も優れた作品だったと思う。まずMD版のソフトと断然に違うところはサウンドが多少こもり

がちだが迫力があること!フィニッシュコマンド成立後の画面反転+効果音は断然

スーファミ版のこのソフトの方が演出的に圧倒的に勝っていると思います。

ただ、残虐規制ギリギリで発売解禁された為、飛び散る鮮血が緑色、

フィニッシュムーブが白黒、(逆にこのほうがインパクトがあり良いという意見も・・・)

叫び声のバリエーションに乏しい点、キャラクターの大きさが小さい点などが残念。

とは言ってもゲームテンポが良く、さくさく進めることが出来ること、フィニッシュ

が出しやすいところなどはMD版同様、遊びやすく魅力的であります。

ソフトと同封されていた各キャラクターのフィニッシュコマンド表が

他にはない親切さを感じました。

モータル美術館 にて付属品を参照しています。






32X版

セガスーパー32X版ということで32X本体と同時購入したソフト。MD版のパワーアップ

バージョンで、サウンドがもう少しパワーアップされていたらSFC版より良いと思わせる出来だが

モーションのカットは少なからず存在する。(やりこんでないと分からない程度)鮮血も赤い色をして

いて叫び声がプラスされている。また、ピットで橋から落とす時もスムーズに3D画面に移り変わり

違和感がない。そういう面ではSFC版に勝っている。だが32X本体自体希少価値なので今から

入手するのは困難極まりない。慣れの問題だがSFC版よりMDの6つボタンコントローラーが使用

出来るのでやり易さは32X版の方が、私は、やり易く感じる。

SFC版
32X版

微妙な違いだが分かるだろうか?SFC版は落ちる瞬間一瞬黒い画面になっている

しかもSFC版は3Dに切り替わる時、1回叫ぶので計2回叫ぶ事になり、ちょっと違和感がある

その点、32X版はまさに身の毛がよだつ息の長い絶叫の叫び!

このPITsは32X版の方に軍牌が上がると思う。

サウンド以外では32X版はSFC版に比べ アーケード版を意識した出来 である。





SNES版

おそらく当時の家庭用ベストオブMKUは、海外スーファミ版MKUこれなんじゃないですかね?

日本版と違うところは鮮血が緑ではなく赤。フィニッシュムーブの時、白黒にならずに

アーケード版同様、暗くなる。他は日本版と同じ。家庭で遊ぶ上ではベストですが、

私みたいにコアな人間は細かいところを指摘したくなってしまう。まずキャラクターの大きさ、

動きは別として、グラッフィックスの綺麗さ、は次世代機種のPS版、SS版の方が断然上である。

32X版のところで触れたがピットで橋から落とす時スムーズに3D描写に切り替わるタイミングが

遅い。好みの問題だがライデンが勝った時のカミナリ放電の音が落雷の音じゃなく感電した音

である。でも、まぁこれはこれで迫力あっていい。特記したいのはPS版、SS版から入った

モータリアンは知らないかもしれないが、フィニッシュムーブに入る直前の効果音(演出音?)が

アーケード版に負けじ劣らず表現されていること!この音があるのと無いのとでは、MKUの

印象がだいぶ変わってくる。スーファミ版がベストと断言できるポイントはそこにあると思います。


SFC版
PS版

ロードが一瞬入るたびにMKマークが見え隠れしてしまい違和感はいなめないPS版。
効果音もかき消されて爽快感も半減されてしまっていた。






アーケード基板


もはや神的存在!これをもっている人は真のモータリアン!幸せものです。

基板にも色々バージョンがあるらしいですけど、持っていない私には、なんとも

コメント出来ません。ただ言える事は家庭用MKUのはるか上、雲の上の存在

の出来であることは間違いないです。あらゆる家庭用MKUをやってきたが

初めてこれを見た時の衝撃は、これがまさしく本物だ!と実感させられました。

特に重低音がかったサウンドは迫力満点でした!




北米PS2版

アーケード版に最も近い出来栄えでサウンド、テンポ、操作性申しぶんない

モータリアンも納得の出来。しかしながら細かく分析するとアーケード版に

劣る部分も存在する。まずオープニング、エンディングおよびプレー中でサウンドが

止まってしまうことがあること。プレー中、長時間の戦いになると突然バックミュージック

が止まってしまうのは残念。また、まれに効果音にかき消されてフィニッシュヒム!の

声が聞こえない時がある。それ以外は、ほぼ完璧な出来である。







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