それは今から数年前の暑い夏の出来事でした。 
        
        
         
        
        
        高校時代の友人から久しぶりに電話があり飲み会をやろう!ということで 
        
        
         
        
        
        友人 I 君の家に泊まりで行くことになりました。 
        
        
         
        
        
        地元の海岸で取れる しったか という貝は酒のつまみに最高 
        
        
         
        
        
        というので、まだ陽が明るかったので私と友人J君、I 君と3人でモリを持っていざ海岸へ向かいます。 
        
        
         
        
        
        突然海に入ることに決まった私とJ君は途中でコンビニにより海パンを買おうと立ち寄るが 
        
        
         
        
        
        売り切れで、しょうがなくトランクスを買い、ビールとつまみを大量に買い込み、 
        
        
         
        
        
        
        しったかが、たくさんとれるといううわさの海岸に到着です。 
        
        
         
        
        
        景気づけに到着してまずビールを2缶ぐらいあけほろ酔い気分で海へといざ出陣! 
        
        
         
        
        
        買って来たトランクスは着替え用にして今はいてるパンツを 
        
        
         
        
        
        海パン代わりに海へ入っていきます。 
        
        
         
        
        
        J君がもたもたしていたので私が 
        
        
         
        
        
        
        「J君!早くこいよ〜!」 
        
        
        
         
        
        
        と声をかけるが、まだもたもたしています。 
        
        
         
        
        
        よりによってJ君はゴムがゆるんだゆるゆるパンツをはいて来たらしく買って来た 
        
        
         
        
        
        パンツにはき替えようとしていたので I 君が 
        
        
         
        
        
        「日が暮れちゃうからそのまま入ってこいよ〜!!」 
        
        
         
        
        
        と、いうとJ君はあきらめたらしくパンツのゴムの部分をつかみながら慣れない足場を走ってきました。 
        
        
         
        
        
        足場が岩場でぬるぬるしていたので 
        
        
         
        
        
        「足場がぬるぬるしてるから気をつけなよ!」 
        
        
         
        
        
        と言う間もなくJ君は後ろのほうですってんころりんと、 
        
        
         
        
        
        半ケツを丸出しにしながら「いててて〜」とわめいています。 
        
        
         
        
        
        「いわんこっちゃない〜」と私と I 君は笑いながら しったか をとりはじめました。 
        
        
         
        
        
        初めはぜんぜんいるところが分からなかったけど、コツをつかむと面白いほどよくとれる。 
        
        
         
        
        
        J君がようやく到着。 
        
        
         
        
        
        到着したつかの間 I 君が J君に言う 
        
        
         
        
        
        「そうそう!この海岸うつぼがよくいるから噛まれないようにな」 
        
        
        
         
        
        
        私も初耳でした。そういえばさっき へび みたいな死骸が流れてたなぁと思いつつも私は全然 
        
        
         
        
        
        気にもせず しったか取り を再開。J君もコツをつかんだらしく、 
        
        
         
        
        
        ビニール袋にみるみるうちに貝がたまっていきます。 
        
        
         
        
        
        日も暮れ始めだんだん暗くなりはじめたその時J君がいきなり海面を見るなり叫びました! 
        
        
         
        
        
        「今、この辺にうつぼがいたぞ!」 
        
        
         
        
        
         I 君と私は急いでJ君のもとに立ち寄る。 
        
        
         
        
        
         I 君の持っている モリ が意外なとこで役に立ちそうだ! 
        
        
         
        
        
        と私は胸の辺りまである海水に注意しながら周辺を探し回る。 
        
        
         
        
        
        「いた〜!!」 
        
        
         
        
        
        と I 君は、すかさずJ君の近辺をモリを何回も突き刺そうとしています! 
        
        
         
        
        
        「え!どこどこどこ〜!わ・わわ!危ねーなぁ〜!」 
        
        
         
        
        
        とJ君はあぶら汗をかいて自分の近くにいることを悟り必死でもがいてます! 
        
        
         
        
        
        
        ほらそこ! 
        
        
         
        
        
        とJ君の股間を見て I 君は指をさす! 
        
        
         
        
        
        海面がゆがんでいるので J君には見えなくパニック状態です。 
        
        
         
        
        
        はんケツ丸出しで必死に岩にしがみつくJ君!すると・・・・ 
        
        
         
        
        
        パンツの横から うつぼ らしき物が出てきた! 
        
        
         
        
        
        私もすかさずJ君の股間を見ると、そこには・・・ 
        
        
         
        
        
        パンツからはみだした 
        
        
         
        
        
        皮をかぶった馬並の大きなうつぼが 
        
        
        
        顔を出してました! 
        
        
         
        
        
        みるなよ〜 
        
        
         
        
        
        それは I 君と J君の見間違えたうつぼの正体でした! 
        
        
         
        
        
        その晩はこの話題で大笑いして楽しい飲み会になったとさ! 
        
        
         
        
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