第十三笑



作品タイトル

続・給油口



プチマッスル体験談             



その週はたいへん忙しく、夜勤と残業地獄から開放された夜勤明けの週末でした。

さっぱり朝風呂に入り服を着替え

寝るのはもったいないと、車でちょっとショッピング街へお買い物。


あ!ガソリンが残り少ない!!


いつも行っているセルフのガソリンスタンドと違う方向に進んでいたので

最寄の新しく出来たセルフのスタンドに入りました。

いつも入れてるガソリンと同じ系列のスタンドだったのでやり方は同じ。


お金を入れて、油種を選択してと・・・・

給油口をあけ・・・・


と、このパターンで前回失敗したので


先に給油口を開けてからお金を入れる事にしました

車についてる給油口のスイッチを上げる・・・  カチャ!

カチャ!カチャ!カチャ!カチャ!・・・・・・

やっぱり給油口が開かない!

店員さんは一人しか居なく、スタンドにはそれほどお客の車は入っていなかったので

人目を気にせず、何度も何度も自分の車の給油口のスイッチを上げる・・・

カチャ!カチャ!カチャ!カチャ!

前回はこれで1mmのスペースを確保し、なんとか開いたが


今日は全くもって微動たりとも動きません!...((ノ ̄□)ノ アワワ


こうなったら力ずくで開けようかと、真っ平らになっている給油口を

外からこじ開けようとしていると・・・

ふと柱に書いてある ある文字が 目に入りました。



防犯カメラ作動中!



げげ!!

急がねば・・・・


カチャ!カチャ!カチャ!カチャ!

ヽ(□ ̄ヽ))...((ノ ̄□)ノ アワワ

カチャ!カチャ!カチャ!カチャ!

ヽ(□ ̄ヽ))...((ノ ̄□)ノ アワワ

カチャ!カチャ!カチャ!カチャ!

まったくもって ヽ(´┏∀┓`)ノ お手上げです



よりによって後続から数台車が入ってきてガソリンを入れ終わるのを待ってます。

カチャ!カチャ!カチャ!カチャ!お〜〜い!店員さ〜〜〜〜〜ん!(><)!

結局、店員さんを呼び 開けてもらいました。

スイッチを上げた状態でもう一人の人が給油口の扉を手で開けると、いとも簡単に開く

ということを学習し

「ディーラーに行けばすぐ直してくれますよ〜」 とありがたい言葉をいただき

「ありがとうございました」と御礼をしたら くすくすと笑いながら店員は戻っていきました。

お金を入れてガソリンを入れました。



1万円札を入れたからおつりは・・と、・・・・




ん?




おつりが出ない


 
そもそもお釣りが出てくる穴がない!


なっなんだろう?どこを探してもありません!



柱の隅々まで見ても おつりの出る受け取り口がないのです!!

よく見ると 「お釣りは最寄の清算機で」 と書いてありました 



(まったくもう!)




安心したのはつかの間。

柱のどこを探しても 最寄の清算機がないのです!



ヽ(□ ̄ヽ))...((ノ ̄□)ノ アワワ 




お〜い 店員さ〜ん!!


レシートを持って店員さんに駆け寄る

最寄の清算機がないんですぅ〜〜




と、言っていると、真ん前にありました

くすくす笑いをこらえる店員さん・・・

(あ〜はずかしい〜)



おつりを取って一目散にガソリンスタンドを後にしました。



まったくもう今日はついてないなぁ〜

と、予定を変更し、5キロぐらい離れたディーラーへ向かいました。

事情を説明したら「修理部品代300円ぐらいですね」 と言われてホッとしたのはつかの間

取り寄せに2週間かかると言われ 「また今度にします」と断ってきちゃいました。



(本当ついてないなぁ!!)

(部品到着するまでにガソリンなくなったらどうするっちゅうねん!)



と、独り言をつぶやきながら運転し着ていると首元に違和感が・・・

よーく見てみると・・・

白い札が前に来て べろんと見えていました・・・・・。

Tシャツを後ろ前に着ていたんです。

あ!!! ( ̄Д ̄ )

ふんだり蹴ったりの悪夢の一日でした。


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